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心的外傷(トラウマ)と心的外傷後遺障害(PTSD)について 第4章:治療について

治療上の意味について考えてみましょう。治療には時間がかかります。トラウマの記憶自体が、「人間が生きるために忘れないもの」という安全装置だからでしょう。

トラウマの多くの人は何が起こっているかわからず、特に周辺群の人は自分を責めます。

そこで、不安にしろ、恐怖、フラッシュバックなどにおいても、それが恐怖に対する自然な反応のメカニズムであることの理解が大切です。それが本人を安心させます。そうした自己理解が、治療の第一歩です。

トラウマを「抑圧」で抑え込むのではなく、信頼できる人に少しずつ表現できるようになる暴露療法的考え方も大事です。

良き聞き手によって癒される場面が多いです。

トラウマ対策の薬の使い方も大事な要素です。

また、トラウマの乗り越え方が大事です。フラッシュバックも波とピークがあります。

そのピークを自覚してうまくやり過ごす工夫が必要です。長い時間フラッシュバックが続くのではありません。

トラウマに基づく、不安、恐怖、うつ気分なども、原点のトラウマが何か、の理解が必要です。

トラウマへの恐怖が二次的に症状を呈していることがわかると、自分なりの安心感が芽生え、トラウマと戦う余裕が生じます。自分を知ることなのです。

 

(心的外傷の治療について追加)

心的外傷の方の治療は確かに難しいです。ただ、対応の一つにフラッシュバックの時は戦わず、じっとやり過ごすことが役に立ちます。フラッシュバックは短時間でピークを作るので、その時間が過ぎるまで待つことです。過ぎれば気持ちも安定します。

フラシュバックに巻き込まれない工夫、共存が必要です。

フラッシュバックのピーク時に薬を使うのも役に立ちます。

ひろせ こころのクリニック

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